代表挨拶

こんにちは。医伝士のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

私たちは、高齢化社会で逼迫する在宅医療や介護の現場において、記録や連携の”仕組み”を見直すことで、医療者が本来の役割である”対話”や”寄り添い”に集中できる環境の実現を目指しています。

医療とは「病気を治すこと」だけでなく、「その人の人生をよりよくすること」だと私は信じています。私が在宅医療の道を選んだのは、人生の終焉に向き合う場こそが、一人ひとりの存在意義や価値観と最も深く対峙する瞬間だと感じたからです。そこには、医療の本質が凝縮されています。

しかし現実には、カルテ入力や情報共有、書類作成といった業務に時間が奪われ、医療者が患者さんに十分向き合えない状況が続いています。私自身も患者さんとの対話不足から、がんの再発発見が遅れた経験があり、医伝士を立ち上げる原動力となりました。

振り返れば、医師として最も心に残る瞬間は、病気を治したこと以上に、医療を通じて「また好きなものが食べられるようになった」「長年の趣味に戻れた」など、患者さんの日常と笑顔が取り戻された瞬間でした。それは、一人ひとりの人生の物語に寄り添えた証でもあります。

私たちのツールは、医療者の時間と心の余白を取り戻し、患者さんの希望や人生観が自然とケアに活かされる仕組みの実現を目指しています。

在宅医療を支えるすべての人が、誇りを持って患者さんの人生に寄り添えるように。 私たちはテクノロジーの力で、医療の本質を支える未来を創造していきます。

医伝士とともに、新たなケアのかたちを創り、患者さんの笑顔をもっと増やしましょう。

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